2024年6月7 日7:54
ペイパル(PayPal Pte. Ltd.)は、ペイパルのアカウントに銀行口座を連携させて支払いをするための口座振替設定を、新たに全国の地方銀行を含む300以上の金融機関に対応したと発表した。
300以上の金融機関に拡大(ペイパル)
昨今、多様化する生活スタイルにより、消費者は、用途に応じて、都市銀行、地方銀行、ネット銀行を使い分けている。特に地方の金融機関は、ATMや店舗が近くにあるから、昔から口座を持っているから、といった理由で、多くの地元の人に利用されているそうだ。さらに、ペイパルの日本のユーザーも以前は首都圏に住む人の割合が高かったものの、コロナ禍でデジタル化が進んだことなどもあり、最近では新規獲得ユーザーの半数以上が首都圏以外に居住しているという。
こうしたことを背景に、ペイパルの口座振替設定はこれまで大手金融機関(みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行)にのみ対応していたが、このほど、日本電子決済推進機構が運営する「Bank Pay」との接続により、今後新たに全国の300以上の金融機関の銀行口座を登録できるようになった。これにより、国内のペイパルユーザーは自身がメインバンクとして利用している金融機関の口座を使ってペイパルでお支払いいただくことが可能となる。
ペイパルのアカウントに銀行口座を連携させることで、クレジットカードを持たないユーザーも銀行口座の振替機能を使用してペイパルの利用が可能だ。口座振替設定が完了すると、銀行口座からの支払い、支払いの受け取り、残高を銀行口座へ引出すことができる。登録した支払い情報はペイパルによって保護されるため、支払い時に銀行口座情報が売り手側に渡ることなく、安心して国内外の多くの店舗で利用できる。
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