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「寄せ活」が進む中、5大ポイント経済圏の競争はますます熾烈化。トップを自負する楽天の戦略は?

2024年12月10日8:00

5大経済圏がしのぎを削るポイント戦国時代の最中、ユーザーの間では、自分にとって最もお得な経済圏を見極め、利用を集中させる「寄せ活」が着々と進行している。現時点で“ユーザーが最も意識している経済圏”のトップに立つ楽天が、「寄せ活」の効果を上げる「楽天市場」「楽天トラベル」「楽天モバイル」「楽天ペイ」などグループ各社のサービス活用術を紹介した。

経済圏を意識し、利用を集中させる動きが加速
メインに据える経済圏の決め手は“ポイント”

いまや「ポイ活」は人々の生活の一部となり、国内のポイント発行額は増え続けている。2023年度の発行額は約2.7兆円、2024年度は4.9%増の2.8兆円となる見込み。数年後には3兆円を超えると見られている(矢野経済研究所調査)。

一方、ポイント経済圏を意識してサービスを利用・選択しているユーザーは、2022年の48.5%から2024年の61.5%へと、2年間で大きく上昇した。最も意識している経済圏は、楽天が43.9%でトップ。以下、PayPay、Vポイント、docomoが続く。

楽天グループでは2024年11月に「経済圏の利用状況」に関する調査を実施した。この結果によると、メインで利用している経済圏の数は、「2つ」が29.8%で最も多く、次が「1つ」の21.7%。この2つで半数以上を占め、多くのユーザーが利用する経済圏を「1つ」か「2つ」に絞っている状況が浮き彫りになった。この現象を楽天は「寄せ活」と呼ぶ。

メインで利用する経済圏の決め手となるのは、1位が「ポイントが貯めやすい」、2位が「ポイントが使いやすい」。以下、「ポイントを増やしやすい」「どれくらいポイントが貯まったかがわかりやすい」「経済圏のサービスであれば共通のポイントが使える・貯まる」「利用サービス数に応じてポイントの還元率が高くなる」と、上位6位までをポイント関連が占めた。

楽天では「寄せ活」を応援するプログラムとして、楽天市場「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」を提供。楽天グループの各種サービスを使えば使うほど、楽天市場の買い物でのポイント倍率がアップする仕組みで、最大17.5倍のポイントが貯まる。さらに、お買い物マラソン、毎月5と0の付く日はポイント4倍、楽天スーパーSALEなどのキャンペーンを開催。楽天ラクマでも、買うと11倍、出品した商品が売れると1倍、合わせて12倍のポイントを付与するプログラムを提供している。

このような施策の結果として、楽天経済圏をメインで使っているユーザーがメリットを感じる瞬間として、1位に挙げられているのは「複サービスの利用で高還元でポイントを貯められた時」(47.8%)、2位が「複数サービスの利用で効率よくポイントを貯められた時」(46.5%)となっている。

世帯支出を上手にまとめれば
年間10万超のポイント獲得も無理なく可能に

時短節約家のくぅちゃんは、2011年に楽天カード保有者となって以来、楽天経済圏の「寄せ活」を実践している。楽天銀行で口座をつくり、楽天カードの引き落とし先に指定。固定費の削減という点から、家族ともども格安の楽天モバイルに契約。こうして節約できたお金は楽天証券の積立NISAで運用。旅行はいつも楽天トラベルから申し込み。こういった「寄せ活」によって、くぅちゃんの現在のSPUは7.8倍になっている。

くぅちゃんの1日は、「SPS(スーパーポイントスクリーン)」アプリを開くことから始まる。広告をタップしてポイントを獲得。そのあと「楽天PointClub」でポイント実績を確認しつつ、ワンポイントミッションでポイントを獲得。朝食の後は「楽天ヘルスケア」をお供にランニング。1日5,000歩以上歩くと次の日にくじを引くことができ、ポイントが当たる。1週間続けて5,000歩以上歩けば4回くじを回せる。ランニングの帰りにはローソンでコーヒーを買って「楽天チェック」でポイントを獲得。午後は楽天ポイントが貯まるお店で買い出し。支払いには極力、たくさんポイントが貯まる「楽天ペイ」を利用。夕方には再び「SPS」にアクセス。就寝前には「楽天市場」のクーポン情報や「楽天ROOM」の人気のインフルエンサーをチェックする。

こうした日常のサイクルで、1日たりとも欠かさずにポイントをゲット。この11月に獲得したポイントは9,617ポイント。2024年度は合計17万5,000ポイントを獲得予定。2011年からの累計では、120万ポイント以上を獲得した計算になる。「ここまでくるとポイ活は、副業ぐらいの重みがある」「ポイントはもう、単なるポイントではなく、資産の一部です」(くぅちゃん)と、「寄せ活」の実効力をアピールした。

「寄せ活」に最適なサービスをグループ各社が提供
年末年始に向けてキャンペーンも目白押し

楽天がおすすめする「寄せ活」サービス活用術とは?

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