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ポイントサイト「モッピー」がキャッシュレスサービス「モッピー Pay」を始めた理由は?

2024年1月15日8:00

ポイントサイト「モッピー」を展開するセレスは、アプラスが提供する金融プラットフォーム「BANKIT(バンキット)」を活用した新たな決済サービス「モッピー Pay(モッピーペイ)」を2023年11月30日より展開している。同サービスの特徴やこれまでの利用状況、バックエンドのシステムについて、セレスに話を聞いた。

セレス ポイントメディア事業部 マネージャー 村田敬憲氏

累計1,100万、約520万のアクティブユーザーを有する
モッピーアプリで利用できる決済サービス開始

セレスが展開するポイントサイト「モッピー」は、国内最大級のポイントサイトだ。累計1,100万会員が利用しており、約520万のアクティブ会員を有する。広告利用・ゲーム・アンケート・動画視聴といったコンテンツ利用によりポイントが貯まり、獲得したポイントは1P(ポイント)=1円相当で電子マネーやギフト券、ポイント・マイレージ、暗号資産、現金など約50サービスに交換可能だ。セレス ポイントメディア事業部 マネージャー 村田敬憲氏は「ポイントサイトのなかでは圧倒的な会員数となり、ポイントの増量キャンペーンを行うと、多い時で月間10億ほどの交換があります」と話す。

「モッピー Pay」は、モッピーポイントをチャージして使えるキャッシュレス決済サービス

新たに開始した「モッピー Pay」は、モッピーポイントを他社のポイントへ交換することなく、モッピーアプリで利用できる決済サービスだ。最低チャージポイント数はモッピーサイト内の最小値である300Pで、300P以降であれば1P単位でチャージできる。Visaのタッチ決済対応加盟店やQUICPay加盟店に加え、オンラインショッピングやゲーム課金などのインターネット決済時にはVisaプリペイドカード(バーチャル)が利用可能だ。村田氏は「少額から交換して、コンビニなどで簡単に使えるのが特徴です」と説明する。

非接触決済とポイントサイトの親和性に着目
BANKITのカフェテリア方式はニーズにマッチ

同社では、2019年頃から非接触決済とポイントサイトの親和性は確実にあると考え、サービスを検討してきたが、コスト面などで導入を躊躇していた。そんな中、アプラスが提供するBANKITのカフェテリア方式は同社のニーズにマッチしたという。村田氏は「コスト面に加え、BANKITでは、利用するサービスを選択できる点が魅力でした」と語る。

モッピーPayでは、モッピー会員にポイント交換での新たな体験を提供することが可能だ。また、インターネット決済時にモッピー Payを利用するとモッピーポイントが0.5%還元されるため、貯めたポイントを使ってポイントが貯まるという循環を生み出すことができるという。さらに、他社ポイントへの交換の場合、時期によってはポイント交換できなかったり、交換まで一定期間要し、一部手数料が発生するといった課題もあったが、24時間365日いつでも交換可能なモッピーPayはそれも解決できるとした。

「モッピーPay」の画面イメージ

後払いサービスや送金機能も提供
ポイントは少額から交換して利用される

モッピーPayでは、後払いサービス「おたすけチャージ+(プラス)」をアプラスと契約すると、手持ちのポイントが不足している場合でも、アプリ上で希望額をチャージして利用できる。同サービスはアプラスによる審査が必要となるため、安全性を担保できるのが特徴だ。「後払いは付帯サービスの1つだと考えており、ユーザーのニーズに合わせて一定のご利用があります」(村田氏)。今後はクレジットカードによるチャージもカード会社との条件が合えば検討していく方針だ。加えて、モッピーPayを利用している他の会員に手数料無料で送金できる機能も提供している。

サービス開始後は若年層の利用者を中心に事前のシミュレーション通りに利用されている。モッピーポイントは4,000~5,000Pで交換されるケースが多いが、モッピーPayは1,000P台から交換されるケースも目立つ。

ネットやリアル加盟店での利用状況
サービス提供に向けてアプラスに出した要望とは?

「モッピーPay」の利用イメージ。店舗やオンライン加盟店での利用状況も当初の想定通り

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