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「ブロックチェーンDID認証手続き」高度化完了(ロードシステム)

2024年2月28日16:23

モバイルパスポートプラットフォーム企業であるロードシステムが外国人対象の観光・金融プラットフォーム「トリップパス(Trip.PASS)」のセキュリティ強化のためブロックチェーンDID基盤のモバイルパスポート認証手続きの高度化を行った。

トリップパス(Trip.PASS)プラットフォームのブロックチェーンDID基盤のモバイルパスポート認証プロセス(ロードシステム)

トリップパス(Trip.PASS)は、実物ICパスポートをモバイルパスポートとして生成し、外国人観光客や留学生、労働者など在留外国人を対象に身元認証とプリペイドカード基盤の金融サービスを提供するビジネスモデルで、2024年に開催されたCES(Consumer Electronics Show)2024で金融技術部門最高革新賞とサイバーセキュリティ個人情報部門で革新賞を受賞したという。

今回行われたトリップパスの高度化は、モバイルパスポートの認証過程で個人情報の流出を根本的に遮断し、モバイルパスポートの偽造・変造を防ぐという。

モバイルパスポートの認証手続きはユーザーが実物ICパスポートのICチップ認識と顔認証によって生成したモバイルパスポート情報をユーザーのパスポート情報が保管されたおおもとのサーバーのデータと比較し、有効性を判断する方式で行われる。ユーザーはトリップパスプラットフォームを通じてユーザーID(DID)を生成し、ICパスポートに含まれた特定データをハッシュ(Hash)値として暗号化し、おおもとのサーバーに 検証可能な資格情報(VC, Verifiable Credential)の発行をリクエストする。この時ブロックチェーンDIDサーバーにはおおもとのサーバーの検証可能な資格情報(VC)の発行情報とユーザーID(DID)を安全に分散保存する。

以降ユーザーがトリップパスのサービスの利用時、利用先に検証可能な資格情報(VC)とユーザーID(DID)が含まれた検証可能なプレゼンテーション(VP,Verifiable Presentation)を提出し、ブロックチェーンDIDサーバーに分散保存された検証可能な資格情報 (VC)のハッシュ(Hash)値とユーザーID(DID)を比較検証し、モバイルパスポートの最終有効性を判断するそうだ。

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