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KONAジャパンが「指紋認証機能付きメタルカード」をIDEX Biometricsと協業して本格投入 付加価値の高いメタルカードで指紋認証によるセキュアな認証を実現

2024年3月1日8:00

韓国のスマートカードメーカーであるKONAインターナショナル(KONA I)は、指紋イメージングと指紋認識技術を専門とするノルウェーの生体認証企業であるIDEX Biometricsと協業し、国際ブランド決済(EMV決済)向けの指紋センサーを内蔵したメタル型クレジットカードや社員証・学生証などのIDカードの日本市場への導入を目指す方針を明らかにした。まずは富裕層向けに、オプション機能として指紋センサー内臓メタルカードをリリースし、2024年後半以降をめどに市場展開を本格化させる。(決済・金融・流通サービスの強化書2024【PR】)

KONAジャパン合同会社 代表・カントリー
マネージャー 笹井幸一郎氏

韓国のIT企業が日本市場に進出
学べることは吸収したい

KONA Iの子会社であるKONAジャパン合同会社の代表・カントリーマネージャーである笹井幸一郎氏は「KONAは、近年、オンライン決済が増加し、物理的な決済カードの存在が薄れる傾向が進む中にあって、メタル、レザー、ジュエリーなどを使ったリッチでデザイン性に優れた異素材カードを意欲的に開発・製造し、グローバルな市場を舞台に売り上げを伸ばしてきました」と話す。

メタルカード(左)など意匠性の高いカードの製造に強みを持つ。下がKONAI製 指紋センサー内蔵メタルカードの表面

韓国に本拠地を置くKONA Iは、韓国証券先物取引所の新興株式市場であるKOSDAQに上場しており、韓国国内2カ所の工場で年間7,000万枚のICカードと1億5,000万個以上のICモジュールを製造している。笹井氏は「ICモジュールを中心に国内シェアは高まっています」と成果を述べる。

日本法人は2023年7月に設立した。KONAが得意とするメタルカードなどの異素材カードの供給をより拡大させるとともに、中期的にはKONAの事業のもう1つの大きな柱であるプラットフォーム事業の日本市場での展開も視野に入れている。

日本は韓国との時差もなく、日本のKONAユーザー企業はこれまでもクイックできめ細やかなサポートを受けられる体制にあった。そして、KONA Iは、日本事務所を日本法人に格上げし、より日本市場に根付いた企業として、より多くの日本企業との接触機会を持つようになる。日本法人ではKONA製品を日本市場に紹介していきながら、日本から学べることは積極的に吸収している。

スマホアプリで簡単に指紋登録
タッチ決済やIC決済で即座に本人認証

今回、IDEX Biometricsと手を組み、日本で急増する生体認証技術を内蔵したスマートカードの需要に対応する狙いについて、笹井氏は「日本でも、国際ブランド決済における非接触化が進展しており、富裕層のユーザーが高額取引を行う際の4桁の暗証番号(PIN)の代わりとして、ユーザーエクスペリエンスの高い指紋認証を求めるニーズがフィンテック企業やカード会社などで高まっています」と話す。

KONAIとIDEX Biometricsが日本市場に投入する最先端の安全な生体認証決済及びIDカードソリューションは、政府、官公庁、金融業界、および民間企業の間で高まるサイバーセキュリティの脅威に対するソリューションの需要に対応する。両社のスマートカードプラットフォームは、デジタルセキュリティに特化したエンドツーエンド認証プラットフォームを市場に提供するほか、EMV、 FIDO2などの標準プロトコルに対応し、生体認証決済カードとの互換性を担保する。

EMV対応の指紋センサーを搭載しており、カードのセンサーチップ上に、事前に指紋を登録した指を載せながら、店舗の決済端末でタッチ決済やIC決済を行うと、即座に認証する仕組みだ。このシステムの強みは、ユーザーの指紋の登録が、スマートフォンにアプリをダウンロードすることによって手軽に行うことができることだ。アプリの指示に従い、カードとスマホをNFCでつないで、カードの指紋認識センサーチップに指を載せて登録する。

日本のICチップ・カード市場で
25~30%のシェアの獲得を目指す

日本を含むアジア市場は、非接触型決済の普及率が高く、決済業界における指紋生体認証のイノベーションをリードしている。日本ではクレジットカードがキャッシュレス決済の代表的な手段であり、年間成長率8%で成長し、2028年には8,700億ドルに達すると予測されている。

また、日本市場では、クレジットカードの不正使用は前年比30%増の2億9400万米ドルとされ、複数の印刷会社、フィンテック企業、カード会社、銀行、システム会社などが生体認証を使ったソリューション、特に指紋センサーを内蔵した金属製カードに強い関心を示している。

セキュリティ強化に対する関心が高まっているほか、指紋センサーの部品の製造コストが下がっていることも、指紋センサー機能付きカードの普及を後押しするとみられている。笹井氏は「急成長している日本市場は、2025年までにKONA Iの事業の30%に達する見込みです。まずは日本市場でICチップ・カードの25~30%のシェアの獲得を目指します。メタルカードの分野では6割のシェアを狙いたいです」と意欲を示す。

さらにKONA Iは、次世代の国際標準規格である「FIDO2」に対応したデュアルタイプ(接触・非接触)の指紋認証カードの提供を、2021年6月に発表している。クラウドサービスへのログインをパスワードレスで実現する技術で、社員証や学生証などのIDカードとしての拡張も可能だ。日本法人では、富裕層向けのデザイン性のあるクレジットカードのほか、こうしたアクセス機能を持ったIDカードにもニーズがあるとみて、ビジネスチャンスを掘り起こす考えだ。

お問い合わせ先
KONAジャパン合同会社
代表 笹井 幸一郎
E-mail: koichiro.sasai@konai.com
Tel: 050-3718-6323

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