2024年4月25日7:00
GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は、法人向け給与前払いサービス「即給 byGMO」をKYODOUが提供する警備業界向け管制・勤怠システム「ShiftMAX」にAPI連携し2024年4月24日より「ShiftMAX」を導入する企業への提供を開始した。
即給 byGMO」と警備業界向け管制・勤怠システ「ShiftMAX」がAPI連携(GMO-PG)
「ShiftMAX」は、全国規模の警備会社から地域密着型の警備会社まで幅広く導入されている、警備業界に特化した管制・勤怠システムだという。同連携により「ShiftMAX」を導入する企業は、担当者のデータ登録業務の負担なく、従業員向けに給与の前払いサービスを提供することが可能となる。GMO-PGはKYODOUとのシステム面・営業面の連携を通じ、人材確保に課題を持つ警備会社に対して、「即給 byGMO」の提供により採用力・定着率向上の支援をするそうだ。
昨今、少子高齢化による労働力人口の減少により、人材確保を課題とする企業が増えている。一方、就業者の働き方や企業の雇用の在り方が多様化するなか柔軟な給与の受取方法が求められており、就業者のニーズに沿ったタイミングで給与支払いを行うことは、企業の人材確保のための施策の1つとなっている。GMO-PGでは、三井住友銀行と提携して法人向け給与前払いサービス「即給 byGMO」を2021年7月より提供し、企業の給与支払いを支援しているという。
警備業界においても、 2023年の有効求人倍率(パート含む常用)は警備員が該当する保安の職業は6.69倍(全職業1.19倍)と高く、採用をはじめとする人材確保は課題となっている。今回KYODOUが提供する警備業界向け管制・勤怠システム「ShiftMAX」と「即給 byGMO」がAPI連携することで、「ShiftMAX」を導入する警備会社は、担当者のデータ登録業務など給与前払いに関する人的工数を割くことなく、従業員(警備員)のニーズに沿ったタイミングでの給与支払いを実現することが可能となる。
警備業界への導入において実績を持つShiftMAXは、統合管理、リアルタイムモニタリング、モバイル連携、拡張性・柔軟性、セキュリティ・プライバシー配慮という特徴を持つ管制・勤怠システムだ。複数現場や施設の一括管理、警備員の配置・勤務時間の一元管理により効率的な業務最適化を実現。アラームデータのリアルタイム収集・分析で異常を早期検知し迅速対応。モバイル端末との連携で現場情報の入力・確認、指示伝達がスムーズとなるそうだ。
業務変化に合わせたシステム拡張・カスタマイズ、API活用で自動化・効率化を促進。技術革新にも対応可能な設計だという。厳格なアクセス管理・暗号化、監視運用ルール設定でセキュリティ・プライバシーに配慮している。法令遵守・セキュリティ基準準拠の設計・運用で高い信頼性を確保しているそうだ。
なお、「即給 byGMO」は、三井住友銀行とさくら情報システムが2007年より展開してきた給与前払事務代行サービス「即給」のアセットに、GMO-PGの決済や送金サービスの知見をかけあわせた給与前払いサービスだ。日本国内の企業においては、就業者への給与は所定日に全額現金または銀行振込で支払われることが一般的だが、同サービスを導入した企業は、所定日より前に自分の必要とするタイミングで給与の一部を受け取りたいという就業者のニーズを実現することが可能となる。
非正規雇用やアルバイトの方の日払いニーズを満たすだけでなく、若手社員の柔軟な給与の受け取りや冠婚葬祭等で急な出費がある就業者の支援も可能だ。給与送金のオンデマンド化・デジタル化を加速し、多様化する就業者の働き方や企業の雇用の在り方を支援するそうだ。
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