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DNPとCARDNETのOOB認証サービスをJCBが採用 不正利用情報の共同活用も参画企業が増加

2024年4月30日8:10

大日本印刷(DNP)と日本カードネットワーク(CARDNET)は、オンラインで安全にクレジットカード決済を行うためのサービス「3-Dセキュア」の新しい本人認証方式として、OOB(Out of Band)認証サービスの提供を2024年3月12日に開始した。また、同日、ジェーシービー(JCB)は同サービスの運用を開始している。DNPでは、「DNP 3Dセキュア2.0 本人認証サービス」内で、不正利用に使われたPCやスマートフォンの端末情報をカード発行会社間で共同活用するサービスも提供しているという。

アプリ等で本人認証が可能に
セキュリティ強化とカゴ落ち防止

DNPは、クレジットカードのオンライン決済の不正利用を検知・判定する「DNP 3Dセキュア2.0 本人認証サービス」を提供しており、イシュア(カード発行会社)に寄り添うACSベンダーとしての立ち位置から、日本におけるEMV 3-Dセキュアの普及に努めてきた。

DNPでは、2025年3月の3-Dセキュアの義務化に対するインフラの整備やブランドのレギュレーション対応を行っている。同社では「不正被害額のうち大きな割合を占めている番号盗用による不正取引に対しては、カード保有者本人による取引であるかどうかを認証する3-Dセキュアは有効な対策と考えています。非対面クレジット決済においては、3-Dセキュアの導入が拡大すれば、番号盗用による不正取引をより多く阻止できるものと思います」と説明する。

3-Dセキュアでは複数の認証方式を組み合わせて不正を抑止できる。チャレンジ認証時の本人認証手段についても、静的パスワード認証からよりセキュリティ強度の高いワンタイムパスワード認証への移行が進んでいるそうだ。

OOB認証サービスのフロー図(DNP/CARDNET)

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