2024年5月17日16:30
トランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)は、ジェイアール西日本フードサービスネットが運営する山陽新幹線の車内販売において、TMNの決済端末「UT-P10」および決済サービスが採用されたと発表した。
モバイル型決済端末「UT-P10」
2024年5月22日から山陽新幹線「のぞみ」「ひかり」のグリーン車で実施される車内販売にて利用される交通系IC 9ブランド(ICOCA、Suica、PASMO、Kitaca、TOICA、manaca、SUGOCA、nimoca、はやかけん)は、TMNの決済ゲートウェイサービスを通じて提供されるそうだ。
TMNは、これまでスーパー、ドラッグストア、コンビニエンスストアをはじめ、日常生活でのキャッシュレスシーンを中心に決済サービスを拡大してきたという。また、さらなる事業拡大に向け、バス、鉄道などの移動を伴う交通領域での物販や業務においても、着実に実績を積み上げているそうだ。
今回、車内ワゴン販売に採用されたTMNのクラウド型決済サービスは、従来採用されていたリッチクライアント型決済サービスと比べ、導入コストの低減を始めとして導入環境に応じたカスタマイズ性、データ可用性などの優位性から、店舗等のキャッシュレス環境におけるさまざまな課題解決につなげることが可能だという。これらのTMNのさまざまな導入実績とサービスの優位性が評価され採用につながったと考えているそうだ。
TMNの「UT-P10」はレシートプリンタが一体となったモバイル型決済端末だ。1台で複数の決済に対応できるほか、Androidベースのため、利用環境に応じたカスタマイズがしやすいことも特徴となるそうだ。今回導入する「UT-P10」には、車内販売向け専用POSアプリがインストールされており、POSアプリから「UT-P10」に標準装備されているカメラで商品バーコードを読取ることも可能だという。
また、車内販売では、ワゴンの限られたスペース内でさまざまな需要に応える必要があるため、在庫管理も重要となる。「UT-P10」はPOSアプリ内で決済から在庫管理まで1台で完結できるため、ワゴン周りの省スペース化や操作性、業務効率の向上にもつながるそうだ。
なお、これらの車内販売業務に関するシステムの設計・開発はNCS&Aが担当している。
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