2024年6月13日8:10
ジェーシービー(JCB)、TIS、日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は、メインフレームの基幹系システムに含まれるデータをほぼリアルタイムでデータコアサービスへと連携する実証実験とデータコアサービス上でのローコード開発や開発自動化プロセスに関する実証実験を2023年12月末まで実施した。同実証実験の成果を踏まえ、JCBとTIS 、日本IBMは2024年3月よりシステムの本格展開に向けたシステム化要件定義に着手し、2024年度内の稼働を目指す。これにより、基幹系システムのデータ利活用が伸展すると共に、開発生産性の向上が期待されている。
新システムの概要イメージ(JCB/TIS/日本IBM)
同実証実験においては、日本IBMのデジタル・インテグレーション・ハブ(DIH)アーキテクチャーを採用し、IBM InfoSphere Data Replication により既存のメインフレームの業務処理への影響を最小限にとどめながら基幹系システムの元帳にあるデータをほぼリアルタイムで抽出するとともに、データコアサービス上に配置したApache Kafkaによるデータの連携・保存と日本IBMの開発効率化アセットとの統合によるデータ加工のストリーミング処理、同アセットによる接続インターフェースの効率的なAPI化を実現した。このアーキテクチャーにより、コマンドクエリ責務分離を図りメインフレームの処理負荷低減と、基幹システムの開発と比較して20%~30%の開発生産性向上と周辺システムとの接続の簡易化が可能という結果となった。
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