2024年6月20日7:50
シャープは、新開発の在車センサーや精算機、管理システムで構成するロック板レス式コインパーキングシステムの受注を開始した。
近年、工期や保守コストが削減できるうえ、利用者もスムーズな入出庫が可能なロック板レス式のコインパーキングが全国的に拡大している。
左:コインパーキングシステムイメージ、右:車室に取り付けられた在車センサー(シャープ)
今回受注を開始するパーキングシステムは、ロック板の代わりに、車両を高精度に検知する独自開発の在車センサーを車室ごとに設置する。約3年間の使用に対応したバッテリーに加え、ワイヤレス通信機能を内蔵。配線工事が不要なので、簡易に車室に設置することが可能だ。また精算機は、同社がガソリンスタンド向けに開発したPOSシステムを応用。屋外でも見やすく操作しやすい12.1型タッチパネル付きディスプレイを搭載しているうえ、多様な決済手段にも対応するという。
さらにクラウド上の管理システムにより、複数のパーキングに設置した精算機を一元管理できる。駐車状況や売上などをリアルタイムで可視化するほか、レポートとして出力も可能だ。遠隔からの設定や状態監視にも対応。
同パーキングシステムは、さまざまなコインパーキング事業者の協力のもと事前の動作検証に取り組んできた。このほど、協力先の1つである「三井のリパーク」を全国で展開する三井不動産リアルティでの採用が決定している。
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