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アメリカン・エキスプレス、業界に先駆けたタッチ決済の推進で現在は定着フェーズに

2024年6月25日8:10

アメリカン・エキスプレス・インターナショナル,Inc.(アメリカン・エキスプレス)は、国際ブランドであるとともに、イシュア(カード発行会社)、アクワイアラ(加盟店開拓企業)として活動しており、いずれの分野でも業界に先駆けてタッチ決済(EMVコンタクトレス)を推進してきた。同社ではセキュリティ対策強化のためEMVチップが載ったカードを2015年から発行しており、基本的にすべてタッチ決済機能も一緒に搭載してきた。2023年11月1日以降に新規発行される新規カードからは提携カードも含め、すべてタッチ決済が可能になっている。今回は、同社のタッチ決済の取り組みや成果、今後の展開について、説明してもらった。

池谷貴

タッチ決済の告知として、7 月 1 日~ 9 月 1 日まで、渋谷駅や横浜駅など東急電鉄の主要駅で、電車でのタッチ決済利用と、セブン‐イレブン店舗でのタッチ決済利用を推進する駅構内広告を展開。写真は東急電鉄の駅構内に掲出する広告イメージ(アメリカン・エキスプレス)

ごく当たり前の決済手段に定着
80を超える交通機関で利用可能に

アメリカン・エキスプレスでは、いち早く(2015年)から、自社発行のカードへのNFC搭載を始め、以後直近に至るまで、アメリカン・エキスプレスのタッチ決済の利用者数、タッチ決済が可能な加盟店数ともに、順調に推移している。アメリカン・エキスプレスでは「タッチ決済の頻度、全体の決済の中で占める割合においても、年々増加傾向にあるので、タッチ決済が多くのアメックスのカード会員にも浸透してきており、若い世代の方から、年配の世代の方に至るまで、ごく当たり前の決済手段となっていることを実感しています」と説明する。

提携カードにおいても提携先との話し合いを進めながら、タッチ決済の搭載を進め、「ペルソナ STACIA アメリカン・エキスプレス・カード」でタッチ決済が開始され、2023年11月にはアメリカン・エキスプレス新規で発行する全てのカードでのタッチ決済が可能になっている。

同社発表のデータによると、アメリカン・エキスプレスのタッチ決済ユーザーは、著しく増加を続けており、2020年3月を100とした場合、2024 年 3 月末までの 4 年間で約6倍の利用者が増えている(他社発行の提携カード、モバイル端末でのタッチ決済は含まない数字)。

アメリカン・エキスプレスのタッチ決済の利用者も増加中(アメリカン・エキスプレス)

タッチ決済が利用されている加盟店としては、コンビニエンスストアなどの日常使いでの店舗での利用が比較的多い傾向にある。また、最近は交通機関でのタッチ決済網について、早いペースで広がっている。都心部での交通機関でも急速にタッチ決済が使えるところが増えており、2024年5月末時点では日本で北は北海道から、南は沖縄まで80を超える交通機関で利用可能になっている。アメリカン・エキスプレスでは「これから益々増えるであろうインバウンドのお客様にとっても、日本の交通機関での移動が便利になってきています」としている。

タッチ決済利用者は他加盟店での利用も多い
モバイルでの利用の幅を広げ、海外利用者にも訴求

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