2024年7月25日12:25
東急は、2024年7月24日~30日まで東京都渋谷区で開催され、東急も協賛するイーサリアム開発カンファレンス「EDCON2024」にて、小銭入れにハードウェアウォレットを搭載した「渋谷ウォレット」を限定100セット販売する。同サービスは、東急が2023年11月からスタートした、渋谷の街を舞台にリアルとデジタルを組み合わせた新しいエンタテイメント体験や優待が受けられるプロジェクト「SHIBUYA Q DAO」の新たな取り組みとなる。
渋谷ウォレット(イメージ)(東急)
同サービスは、同じ渋谷区に本社を構えセレクトショップを運営するビームスによる日本の魅力を発信する事業「ビームス ジャパン」が、同サービスのために岡山県倉敷市の畳縁(たたみべり)メーカー「高田織物」へ別注した小銭入れに、ブロックチェーンの社会実装を目指すPABADAOが開発したNFTを保有できるハードウォレットを搭載したものだ。
同サービスを購入すると、渋谷の観光名所を巡るガイドツアーや、スクランブル交差点を見下ろせる屋上展望台への入場、渋谷ヒカリエ内のサテライトスタジオ「ヒカリエデッキ ラジ公スタジオ」で販売している「渋生ビール」または「ハニーレモンソーダ」の1杯無料、ビームス ジャパン渋谷店でのノベルティプレゼントなど、渋谷のさまざまな観光プログラムが利用可能になるほか、渋谷のデジタル土産NFTを入手することができる。さらに、それぞれの観光プログラムを体験すると、その証としての記念NFTも入手することが可能だ。
同サービスに搭載されるPBADAOが提供するハードウォレット「POKKE」は、NFCチップをさまざまなアイテムに付加することでハードウォレットサービスを内蔵することができる。Web3/NFTへの参加のハードルとなっている暗号資産やウォレットの事前準備が不要なため、簡易に購入・利用することが可能だ。さらに従来の土産は購入して現物を手に入れるのみだったのに対して、同サービスは渋谷でのさまざまな観光プログラムをセットにし、デジタル土産や渋谷の観光体験の証をNFTとして提供することで、渋谷の街の回遊促進や再び渋谷を訪れたいと思ってもらえるような、リアルとデジタルを組み合わせた新たな体験価値の提供を目指す。同サービスは、EDCONの参加者に渋谷の街の観光や体験を楽しんでもらうことを目的に、7月30日にEDCONのメインステージである国立代々木競技場・代々木第一体育館内に特設ブースを設けて販売する。
東急が2023年11月からスタートした「SHIBUYA Q DAO」は、NFTと実際の商品を交換できるサービスやARをつかった謎解きイベントなど、NFT保有者による参加型・共創型のさまざまな取り組みを行い、一般社団法人日本NFTツーリズム協会が実施する「TourismkakeruNFT Awards 2023」の体験価値・フィジタル部門でグランプリを受賞するなど、リアルとデジタルを組み合わせた新たな体感価値を提供してきた。同サービスの開始と合わせて7月からは「SHIBUYA Q DAO」の追加メンバーの募集も開始している。
東急は、本サービスの提供を通じて得た知見や購入者からの声をもとに今後のWeb3/NFTを活用したビジネスモデルを検証し、今後も新しい技術や概念を積極的に取り入れながら「エンタテイメントシティSHIBUYA」の実現を目指す。
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