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JCB、幅広い提携先との連携で「ゴールド」「プラチナ」などプレミアムカード市場でトップを目指す

2024年8月26日8:00

ジェーシービー(JCB)は、招待制の「JCBザ・クラス」(年会費5万5,000円)、「プラチナ」(年会費2万7,500円)、招待制の「ゴールド ザ・プレミア」(年会費1万1,000円+サービス年会費5,500円)、「ゴールド」(年会費1万1,000円)、「ネクサス」(新規受付終了)をプレミアム会員としている。プレミアム会員に対しては、特別な日から、日々の暮らしまで豊かで上質な体験を提供することを目指しているそうだ。JCBでは、一般カードからプレミアム会員へのランクアップに加え、招待制カードである「JCBザ・クラス」「ゴールド ザ・プレミア」への特別招待や、提携先と連携した独自の取り組みなどにより、会員の入会を促進するとともに、カードをより利用してもらえるような工夫を行っている。

池谷貴

「JCB ORIGINAL SERIES」JCBプラチナ

約9割がメインカードとして利用
若い世代のゴールドカード入会促進

現在、JCBのプレミアム会員は、旅行やグルメ、エンターテインメント関連の優待など、さまざまなサービスが利用可能だ。販売促進部 卯津羅氏は「当社のカードを保有されている会員にアンケートを取っていますが、約9割がメインカードとしてご利用いただいています。一方で、今後は若年層の取り込みが重要と認識しています」と話す。

ゴールド会員獲得競争は激化しているが、如何にJCBにしかない特徴を出せるかに注力している。若い世代は一般カードで取り込めているが、一定の利用がある会員に対してゴールカードの案内をすることで、ステータスを引き上げている。こうした取り組みの成果もあり、若い世代のゴールドカード入会につながっているそうだ。

「JCB ORIGINAL SERIES」JCBゴールド

さらに、JCBゴールドを2年連続100万円(税込)以上利用、もしくは1年で200万円(税込)以上利用している人は、ワンランク上のゴールドカードである「JCBゴールドザ・プレミア」に招待している。会員のランクアップにより、会員の稼働金額が高まるとともに、ステータス向上へのモチベーションになっている。

JCB最高位のステータス「JCB ザ・クラス」
年会費を払う価値のあるカードを目指す

さらに、ゴールドやプラチナ会員の多くが目指す完全招待制のカードが「JCB ザ・クラス」だ。その目玉として、年に1度、JCBが厳選した商品を1つプレゼントする「メンバーズセレクション」を提供しているが、東京ディズニーシーの貸し切りイベントへの参加、通常手に入らないお酒が入手できるなど、他のクレジットカード会社に出せないようなサービスを拡充させている。伊藤氏は「規模はお答えできませんがザ・クラスを目指されている方が増えており、(ゴールドやプラチナを)長く持っていただいています」と語る。

完全招待制のカードが「JCB ザ・クラス」

他のカード会社では年会費無料のカード、一定条件で無料になるカード等の展開も強化しているが、それだけではなく「年会費を払う価値があるサービスを提供する事を意識しています」と伊藤氏は述べる。

他社との差別化として、プレミアム会員向けには、東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル宿泊や東京ディズニーシー・パークチケット(ペア)など、抽選で150組に賞品が当たる取り組みなどを行っている。こうしたキャンペーン施策は、プレミアム会員のカード利用額を高められるか検討したうえで設計している。

また、JCBカードを一定金額以上利用するとOki Dokiポイントの倍率がアップする「JCBスターメンバーズ」を用意している。例えば、JCBプラチナは年間30万円で1.2倍、100万円で1.6倍、300万円で2倍となる。プレミアム会員は300万円の利用を目指す人が多く、利用金額のアップに貢献している。

提携先と連携した取り組みも展開している。JCBでは、セブン-イレブンで3倍、スターバックスで10倍など、特定の店舗でポイントがお得に貯まる特典も提供している。例えば、プレミアム会員の場合、スターバックスでポイントが20倍貯まるなどさらに優遇される。

さらに、タクシーアプリの「GO」、および「S.RIDE」と組んでプレミアム会員用のサービスが受けられるサービスも提供している。

松井証券と提携して積立サービス提供
秋以降にメタルカードを発行開始へ

「ザ・クラス」に付帯するカードとして、2024年秋以降にメタルカードを発行へ

JCBでは、会員の利用を促進するため、定期的なキャンペーンも実施。例えば、第5弾まで開催している「5億円山分けキャンペーン」では、5万円(税込)を一口として、利用金額5万円ごとに山分け口数がアップするが、一般会員が最大5口のところ、プレミアムカード会員は最大10口までアップする。

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