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ICタグ活用の「スマートシェルフ管理システム」開発(TOPPANデジタル)

2024年9月13日6:37

TOPPANデジタルは、流通・小売店舗向けに、ICタグを活用した「スマートシェルフ管理システム」を開発した。ICタグを活用したスマートシェルフの商品ID・店頭機器・配信コンテンツの一元管理を実現し、複数店舗の商品管理や販促用配信コンテンツの切り替えなどが容易になる。2025年4月より本格提供を開始する。

「スマートシェルフ管理システム」のイメージ(TOPPANデジタル)

同システムの活用により、流通・小売店舗による消費者行動のマーケティングデータの把握と、スマートシェルフを活用した販促活動を支援する。

スマートシェルフは、消費者が棚からICタグ付き商品を手に取ると、棚上のアンテナにより商品が取られたことが認識され、商品の個別情報を自動認識できるシステムだ。流通・小売業界では物流在庫管理用途でICタグを活用したスマートシェルフの導入が進められてきたが、昨今では消費者体験の向上を目的に、店頭における消費者行動に基づいた商品情報の取得や関連コンテンツ配信など商品の販促用途での導入ニーズが高まっているという。

2020年よりTOPPANは、流通・小売業界を中心とした商品の販促活動の一環としてスマートシェルフの販売・提供を開始し、導入企業に合わせた筐体の開発やコンテンツの配信、マーケティング戦略の支援などを行ってきた。しかし、現在販売・提供しているスマートシェルフの主流は個々に配信データを登録管理する必要のあるスタンドアロン型であり、多店舗展開を行う流通・小売り店舗など、台数や導入店舗が増えるほど、運用更新の手間が増えていくのが課題だった。

この課題に対し、スマートシェルフの商品ID・店頭機器・配信コンテンツを複数店舗で一元管理可能な「スマートシェルフ管理システム」を開発。同システムの提供を通じて、スマートシェルフを活用した販促活動の支援をより推進していく。

TOPPANデジタルは、本システムをアパレルや書店などすでにICタグが実装されている流通・小売店舗を中心に、2025年4月より本格提供する。また、展示会やモデルルームなど商品を消費者に紹介する会場・施設への展開も実施し、同システムの提供および関連受注含めて、2026年度に10億円の売上を目指す。

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