2030年までに手動カード入力やOTP・静的パスワードをなくすことを目指す（Mastercard）

2024年11月18日7:00

Mastercardは、米国時間の2024年11月13日、2030 年までにオンライン ショッピングを変革するというビジョンを発表した。オンラインでの購入時にパスワードやワンタイム コードを使用せず、安全なオンデバイス バイオメトリクスによりデバイスや Web サイト間でシームレスな認証が可能になり、個人データがデバイス上に保持される。同ビジョンは、主要市場ではすでに今日現実になりつつあり、数年のうちに普及する見込みだとしている。

Mastercardは、10年前に個人情報や決済の機密データを保護するために導入されたトークン化と生体認証を組み合わせて、安全でシームレスなチェックアウトを実現し、2030年までに手動でのカード入力やワンタイムパスワードまたは静的パスワードの必要性をなくすことを目指すと発表した。これにより、マスターカードはネットワーク上のすべてのオンライン取引をトークン化して認証できるようにし、オンラインチェックアウトをよりスムーズかつ安全にすることを目指す。