2024年12月10日19:23
JR東日本は、2026年秋頃にはモバイルSuicaアプリによるコード決済機能などの新しい決済体験、2028年度には利用者に応じた割引やクーポンなどの移動体験の提供を進めるとともに、今後10年以内にはチケットやSFなどのバリューをセンターサーバーで管理するサービスの提供を目指すと発表した。
Suicaの当たり前を超える(JR東日本)
同社では、「Suicaアプリ(仮称)」のリリースをはじめ、利用者に応じた鉄道サービスや各種の決済機能の検討を順次進め、利用者に不可欠な移動、決済、地域といったさまざまな生活シーンにおける新たな体験やDXの提供を目指す。
Suicaは、チケットやSFのバリューをセンターサーバーで管理する新しいプラットフォーム型のシステムへの移行「センターサーバー化」を順次検討していく。
鉄道利用では、2028年度に新しくリリースされる「Suicaアプリ(仮称)」において、センターサーバー管理型の鉄道チケットの提供を開始する。たとえば、毎月3,000円を払うことにより、自宅最寄り駅である大宮駅を起点として、どの駅でも運賃が50%割引となるサブスク商品(割引上限あり)、鉄道の日などの記念日、駅ビルやイベントでの買い物により配信される鉄道クーポンなどを利用できるようになるそうだ。
また、鉄道での利用にはタッチが必要だったが、将来的にセンターサーバー化により、タッチせずに改札を通過できる「ウォークスルー改札」、改札機がない駅での「位置情報等を活用した改札」の実現を目指す。
さらに、2027年春頃には、首都圏(長野含む)、仙台、新潟、盛岡、青森、秋田のSuicaエリアを統合し、たとえば、Suicaで常磐線を上野から仙台まで利用可能となる。また、Suica未導入エリアにて、モバイルSuicaアプリで購入できる「スマホ定期券(仮称)」が利用できる。
将来的には「位置情報等を活用した改札」の実現により、同社全線でSuicaが利用できるという。
また、センターサーバー化により、現在広く利用されているSF機能に加えて、将来的にはあらかじめ利用者のクレジットカードや銀行口座と紐づけることにより、チャージする必要のない「あと払い」の実現を目指す。
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The post Suicaがコード決済機能など今後10年で順次、新決済体験を提供へ(JR東日本) first appeared on ペイメントナビ.