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「エキュート秋葉原」完全キャッシュレス、集中レジ、モバイルオーダーなど次世代SCへ Suica利用者のデータを街づくりに活用

2025年4月4日10:36

秋葉原駅構内の購買体験と情報発信機能が進化

JR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニー(JR-Cross)は、JR秋葉原駅構内にエキナカ商業施設「エキュート秋葉原」を2025年4月7日にオープンする。完全キャッシュレスの導入、決済時間の短縮やスタッフの負担を軽減する集中レジの導入、モバイルオーダー「JRE MALLオーダー」と多機能ロッカー「マルチエキューブ」の活用など、利用者の購買体験の進化を目指している。

次世代型SCとして開発
レジ集中エリア、個別レジエリアを設置

JR東日本グループでは、2021年3月にJRE POINT生活圏の拡充を通じて、利用者や沿線の人々の暮らしとつながる『Beyond Stations構想』を掲げた。そのモデル駅の1つである秋葉原駅では、2022年4月にJR-Crossが検討を着手し、次世代型SCとして開発を目指した。エキュート秋葉原はJR秋葉原駅1階の中央改札・電気街改札間の約900㎡のエリアを中心に一体的な商業施設として展開する。

JR東日本クロスステーション 営業部 サテライトユニット 次長 西田 宏氏、JR東日本 マーケティング本部 まちづくり部門 開発戦略ユニット マネージャー 福見 恒氏

これまでの駅は、通過したり、集う場だったが、これからは学びの場にチェックインしたり、スマホ1つで地域や地方の名産を手にしたり、新しいモノやコトの体験や購入できるような姿を目指している。

「Parallel ecute -Akihabara-」では、エキュート秋葉原を再現した3Dワールド内を歩くことができ、AIコンシェルジュである『エキュートのリス』が、施設情報をはじめ、商品やショップについて、会話形式で案内
「そばいち」ではオールキャッシュレスの券売機を導入。Beyond Stations構想として、Suica等の交通系電子マネーの利用促進を図るため、期間限定で券売機1台をSuicaのペンギンデザインにラッピング

エキュート秋葉原のコンセプトは、平日・休日で変わる多様な利用者が、ワンフロアで満足できる機能的な売り場だ。また、利用者が自分の持ち時間に合わせて利用方法、必要なサービスを選択できるように意識した。さらに、国内利用者に加え、海外の利用者にとっても使いやすい施設を目指した。駅を起点に、多様な人々の街歩きを応援するという。

同施設では、同社エキナカ商業施設として初めて、完全キャッシュレスを実現。施設にはレジ集中エリア、個別レジエリアの2つが共存する。集中エリアではパンや総菜などのショップが中心で、複数ブランドを選んだ後に1度の決済が可能だ。

また、個別レジエリアでは、セルフ什器も多く、接客を気にせずに買い物が可能だ。決して無人ではなくキャストが商品の接客をしつつ売り場ケアを担う、半歩先の施設を目指している。

マルチ決済に対応。エキュートではSuicaやビューカードなどのクレジットカードに加え、コード決済の利用も伸びている

今回の取り組みは、人手不足の解決にもつながるそうだ。キャッシュレスの導入、集中レジにより梱包や会計がなくなり、業務の削減につながる。これにより、集中レジエリアでは半数程の人数で運営が可能だという。

JR東日本クロスステーション マーケティング戦略部 リーシングユニット 課長 蒔苗 沙都子氏、新事業戦略部 新事業戦略ユニット 課長 田口 宏弥氏。バーチャル空間「Parallel ecute -Akihabara-」で買い物サポートも実施

Suicaデータで見えてきた秋葉原の特性
モバイルオーダーとロッカー活用の狙い

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