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トラストバンク、ふるさと納税による旅マエ~旅アト体験で自治体と継続的なつながりを

2024年5月2日9:00

トラストバンクは、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」における寄付動向に関するデータや「トラストバンク地域創生ラボ」が行った調査結果を紹介しながら、「旅行×ふるさと納税」の動向と、ゴールデンウィーク(GW)や夏休みの旅行需要増加に伴い、さらに注目度が高まることが予想される、ふるさと納税を活用した新しい旅の価値について紹介した。

池谷貴

「体験型」お礼の品の掲載数増加
寄付件数・寄付受入金額も右肩上がり

当日は、トラストバンク チョイス事業本部 プロダクト統括部 特化サービス推進部 体験領域グループ マネージャー 髙橋尚希氏が「旅行×ふるさと納税」の動向と同社の取り組みについて紹介した。

4月23日の説明会で「旅行×ふるさと納税」について紹介するトラストバンク チョイス事業本部 プロダクト統括部 特化サービス推進部 体験領域グループ マネージャー 髙橋尚希氏

トラストバンクは、「自立した持続可能な地域をつくる」をビジョンに、ふるさと納税事業や地域通貨事業など、さまざまな事業を展開している。また、各事業の収益を地域活性化のために役立てている。

2012年から展開するふるさとチョイスは、2024年3月で、全国1,700以上の自治体と契約しており、57万以上のお礼の品を掲載している。ふるさとチョイスを通じて、累計1兆円超の意思あるお金を地域に還流しているそうだ。

総務省のふるさと納税に関する現況調査結果(令和5年度実施)によると、ふるさと納税で税控除を受けている人数は約891万人、住民税支払い対象人数は約6,000万人となっており、対前年比で約1.2倍の規模に拡大している。高橋氏は「2023年度の受け入れ金額が1兆円を超えると思われますが、市場の拡大に伴い、旅行などを含む体験型のお礼の品の寄付額なども上昇傾向にあります」と説明する。

また、2023年10月にふるさと納税制度の一部が改正されており、熟成肉と精米は原材料の生産と加工が同一の都道府県内で行われたものに限り、お礼の品にできるように変更された。さらに、「経費2割」の対象外として扱われていたワンストップ特例の事務処理費用なども「経費2割」の中に算入することが定められ、寄付の5割が地域の歳入として残るようになった。

ふるさとチョイスのカテゴリー別の人気寄付ランキングを見ると、2023年は「旅行」が6位、体験型のお礼の品をまとめたカテゴリー「イベントやチケット等」が10位となっている。

近年は旅行の宿泊券に加え、イベントの参加チケットやアクティビティの体験チケットなど、「体験型」のお礼の品に注目が集まっているそうだ。ふるさとチョイスでは2012年から旅行カテゴリーを設けているが、2016年から右肩上がりで掲載数が増加し、2024年4月16日時点で4万1,345点を紹介している。

また、コロナ禍が落ち着くとともに、寄付件数や寄付金額は右肩上がりで増えている。2023年の1回の平均寄付額は全カテゴリーと比較してイベントチケットが3.4倍、旅行が9.2倍と高くなっている。一方、寄付金額の価格帯自体はさまざまであり、寄付者は自分の控除額に 合わせて自由に選ぶことができているそうだ。

お礼の品で地域の魅力を認識
「きふたび」を「チョイストラベル」へ名称変更

カテゴリー別のデータを見ると、「体験型」カテゴリー内では、「宿泊券」「パッケージ旅行」の寄付割合が高く、次いで「食事券」「ゴルフ利用券」などが人気だという。旅行クーポンや、地域の旅館やホテルへの宿泊券のお礼の品などを拡充している自治体が増えている。例えば、新潟県湯沢町では人気イベントの活用、沖縄県恩納村、静岡県伊豆市、栃木県日光市ではアクティビティとの連携などにより寄付を集めている。

トラストバンク地方創生ラボの調査によると、旅行へ行くことで地域を応援したくなり、ふるさと納税をするきっかけになっている人は半数以上となった。また、ふるさと納税は、お礼の品を通じてその地域の魅力を知るきっかけの1つとなっており、地域に訪れる原動力となっている。さらに、「旅行に関する体験型のお礼の品」に6割以上の寄付者が関心を示しており、ポータルサイトやメディアでの紹介によるものが75%を占めた。また、旅行に関する体験型のお礼の品の魅力として、「地域の新しい一面を知ることができる」が44%、「お礼の品でしか提供されていない体験ができる」が42.8%となった。

自治体にとっては、地域の活性化につながり、特産品の少ない地域でも魅力を発信することが可能だ。例えば、ふるさとチョイスでは、「花火大会チケット」、「マラソン」への寄付件数が前年比2.4倍、1.3倍となった。また、ふるさとチョイスが提供する「チョイスPay」は、寄付金額の3割以下のポイン トをスマートフォンの専用 アプリで受け取ることができる。地域によっては、SNSやガイドブックなどでまだ取り上げられていない「地場体験」ができるプログラムも提供しており、新たな地域の魅力に出会うきっかけが生まれているという。

ふるさとチョイスでは、ふるさとチョイスが厳選する旅行体験を紹介する「きふたび」を2016年から運営してきたが、このほど「チョイストラベル」へ名称変更した。

旅行・体験に関心のあるユーザーに届くよう、ふるさと納税の旅行・体験返礼 品を紹介するWebメディア「トラベルガイド」をリリースし、地域の観光情報も発信している。

トラストバンクの「旅行×ふるさと納税」の強みは?
豊富な決済手段やノウハウ提供も

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