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住信SBIネット銀行、楽天銀行のBaaS事業を巡る動きは? JRE BANK開始でさらに注目

2024年5月16日8:00

住信SBIネット銀行は2024年5月10日、楽天銀行は5月13日に2024年3月期通期の決算説明会を実施した。約20社にBaaS基盤を提供する住信SBIネット銀行は、BaaS企業の口座であるNEOBANKの口座数、アカウント手数料を順調に拡大させている。一方、楽天銀行は5月9日にJR東日本の「JRE BANK」がスタートし、多数の申し込みが寄せられているそうだ。

池谷貴

住信SBIは「金融データクリーンルーム」提供へ
楽天銀行は10月にフィンテック事業再編

住信SBIネット銀行の2024年3月期の決算は、純利益前年比+24.6%の248億円となった。デジタルバンクは前年比+18.7%で、2024年3月期の口座数は726万口座、口座開設数は111万口座となった。

新たな動きとして、2024年5月に金融データプラットフォーム「THEMIX DATA CONNECT」をリリースし、2024年夏頃を目途に「金融データクリーンルーム」の提供を開始する予定だ。

一方、楽天銀行の2024年3月期通期の経常収益は1,379億、経常利益は483億円となった。3月末時点の口座数は1,523万口座、預金残高は10.5兆円となっている。

2024年10月にはフィンテック事業を再編し、楽天銀行、楽天カード、楽天証券ホールディングス、楽天インシュアランスホールディングスなどのフィンテック事業全体を1つのグループに集約する方針だ。同再編を実施した場合も、楽天銀行の株式は東京証券取引所プライム市場上場を維持することを想定しており、連結業績予想には、フィンテック再編プロジェクト関連費用5,000百万円を仮置きで含んでいる。

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