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「stera tap」がAndroidに続きiPhone対応、中小事業者のキャッシュレス推進をさらに強化

2024年5月17日8:26

GMOフィナンシャルゲート(GMO-FG)、三井住友カード、SMBC GMO PAYMENT(SGP)および、アジアで決済サービスを提供するマレーシアのフィンテック企業Soft Spaceは、「iPhoneのタッチ決済」の加盟店提供を「stera tap」で開始した。

池谷貴

「stera tap」によるタッチ決済の受付イメージ。 iOSアプリの提供元はGMO-FGとなる(GMO-FG/三井住友カード/SGP/Soft Space)

PCI MPoC取得の端末レスソリューション推進
業界最安水準の手数料で提供へ

GMO-FGはSoft Spaceと提携し、2024年3月より最新のペイメントカードセキュリティ規格であるPCI MPoC取得の端末レス決済アプリ「stera tap」の提供支援を行っている。利用者は、Android OSを搭載したスマートフォン等にダウンロードするのみで、専用の決済端末を導入することなく加盟店でのタッチ決済の取り扱いが可能だ。今回のiPhone のタッチ決済対応により、iPhoneさえあれば端末導入コストをかけずに簡易な申し込みと設定でタッチ決済を受け付けることができる。

国内でもキャッシュレス決済の普及は拡大しているが、SMEと呼ばれる中小事業者へのキャッシュレス決済の普及率は6割程度だという。その課題は、決済端末導入に対する手間とコストと言われているが、従来のように専用の決済端末を購入しなくても、利用者の手持ちのiPhoneに専用アプリをインストールすることで、キャッシュレス決済が導入可能だ。

「stera tap」は、「stera tap」iOSアプリをダウンロードし、SGPと契約することで利用できる。加盟店は、「iPhone」と 「stera tap」 iOSアプリを使用して非接触決済を受け付けることができる。三井住友カードとSGP では、業界最安水準の2.70%からの手数料で「stera tap」を提供しており、さらに2024年11月30日まで、Visa・Mastercardの決済手数料が実質1.98%となるキャッシュバックキャンペーンを実施している。2024年12月からカード会社に支払う手数料率を見直し、「stera tap」のVisaとMastercardの手数料を従来の2.70%から1.98%に改定する予定だ。これにより、三井住友カードでは2030年までに中小事業者の加盟店舗を50万まで引き上げることを目指すと公表している。今回のiPhoneのタッチ決済対応は、その実現に向けた有効なソリューションになると期待される。

steraにおける「stera tap」の広がりは?
他の端末と相互補完関係、Soft Space連携の理由

GMO-FGに「stera tap」の「iPhoneのタッチ決済」対応の経緯、Soft Spaceとの連携、今後の展開やサービスの目標について質問した。

――Appleとはいつから折衝をされていたのか?
GMO-FG:厳密なNDA取り決めもあり、具体的なお伝えは難しいですが、かなりスピード感を持って進めました。

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