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「PayPayおまかせ運用」リリースし、新NISAの厳選ファンドを提供 PayPay証券とPayPayが、キャピタル・グループと連携

2024年10月3日8:10

QRコード決済大手のPayPayと、スマートフォン専業証券の PayPay 証券、米国大手資産運用会社キャピタル・グループを親会社とするキャピタル・インターナショナルは10月2日、東京都内で記者会見を開いた。長期つみたて投資を日本で拡大させることを目的に、PayPayアプリから投資信託の積み立てができる「PayPayおまかせ運用」内で、「キャピタル世界株式ファンド(DC年金つみたて専用)」を新NISA「つみたて融資枠」の厳選ファンドとして提供すると発表した。(ライター:小島清利)

左からPayPay 証券代表取締役社長執行役員CEO 番所健児氏、キャピタル・インターナショナル代表取締役社長 小泉徹也氏、PayPay副社長執行役員Co-COO金融事業統括本部長 安田正道氏

資産運用初心者取り込み、
金融エコシステムの構築を加速

PayPay副社長執行役員Co-COO金融事業統括本部長 安田正道氏は「PayPayの登録ユーザー数は6500万人を突破し、本人確認(eKYC)済みユーザーも3000万人を突破しています。PayPayはクレジット、銀行・ローン、資産運用、保険サービスを提供することで、決済を軸とした金融エコシステムを構築していますが、資産運用の長期積み立て投資を身近に感じてもらう上で、今回の新サービスにかける期待は大きいです」と話す。

PayPay証券は、日本初のスマホ証券として2016年6月にサービスを開始し、PayPayとの提携により、2021年2月に「PayPay証券」へと商号変更した。日米の有名企業の株式や投資信託、ETFを1000 円から購入できるPayPay証券アプリの展開に加え、20年4月には、投資のハードルを下げるべく PayPay ポイントで疑似運用体験ができる「ポイント運用」の提供を開始した。ポイント運用サービスは、22年7月、PayPay 証券の完全子会社であるPPSCインベストメントサービスに移管した。21年8月には、キャッシュレス決済サービス上で有価証券の取引ができる「PayPay 資産運用」の提供を開始。23年12⽉より、「NISA 口座」の取り扱いを開始している。

PayPay 証券代表取締役社長執行役員CEO 番所健児氏は「ポイントで疑似運用を体験できるポイント運用の累計運用者数は1800万人で、PayPayアプリを使った資産運用の累計口座数は123万です。PayPay証券の新NISAについては、後発にも関わらず、NISA口座数累計33.7万口座で、投資初心者の獲得に成功し、1―6月はNISA口座開設数でトップ3入りを果たしました」と手ごたえを示す。

PayPayおまかせ運用は、PayPayアプリ内に直接遷移できるアイコンが設置されており、数回のタップで簡単に、毎日少額から積立投資ができるのが特徴だ。「資産運用をはじめられないユーザーに聞くと、『ポイント運用までは気軽に始められるが、資産運用となると踏み出せない、何を買えばいいか分からない』という声が多かった」という。こうした悩みの解消を狙って、資産運用をサポートする新サービス「PayPayおまかせ運用」をリリースしたという。

厳選した投資商品へのつみたて投資を
毎日100円からおまかせで

PayPayおまかせ運用は、投資知識、銘柄選び、まとまった資金を必要とせず、自動でおまかせ運用できる資産運用サービスだ。運用設定は、「方針を選ぶ」「金額を確認」「設定内容を確認」「つみたて設定完了」の4ステップで完了する。

PayPayおまかせ運用の取り扱い銘柄は、PayPay証券が厳選した2種類の投資信託を用意している。安定を重視するeMAXIS/PayPay証券全世界バランスは、ロボアド以上の機動的かつ、きめ細かな自動運用が特徴だ。もうひとつは収益を重視した「キャピタル世界株式ファンド(DC年金つみたて専用)」で、伝統と実績を兼ね備える米国ナンバーワンのアクティブファンドだ。

なお、PayPayおまかせ運用は、投資一任契約を伴うサービスではない。PayPay証券は販売会社であり、投資信託の設定運用はそれぞれの運用会社が行う。番所氏は「PayPay証券が自信を持って厳選した投資商品へのつみたて投資が、毎日100円から全ておまかせでできます。これまで『PayPayポイント運用』で資産運用を疑似体験いただき、これから投資へ一歩踏み出そうとされている方々にも是非利用していただきたいです」と話した。

世界有数のアクティブ資産運用会社が
PayPayグループと連携

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