2026年5月28日8:00
USEN&U-NEXT GROUPのUSENは、飲食店などに向けたサービスを強化している。AIとロボットでドリンク残量を検知する「ドリンク残量検知サービス」と、蓄積された店舗データをもとに、飲食店経営に特化したAIが分析・アドバイスする「USEN AI店長」を発表した。また、飲食店だけではなく、さまざまな小売業態の店舗DX支援に向けて、体験型の「USEN SQUARE NEXT」をオープンした。

AI BGMで最適な楽曲を選択
POSシステムもアップデート
USENは、有線放送(店舗BGM)の提供で培った店舗との関係を活かし、飲食店など、流通店舗との関係強化を図っている。AIを活用した動きもその一環だ。例えば、AI BGMでは500万曲にスコアを付け、AIが店舗ごとに最適な楽曲を選曲できるようにしている。
また、POSサービスの展開として、2015年にハンディ端末を用いたオーダーシステムを投入した。2017年には、iPadを活用したテーブルトップ型のセルフオーダーアプリ『USEN Register Table Top Order』をリリース。コロナ禍の2020年は、「非接触」「店舗DX」「テイクアウト・デリバリー対応」を強化。セルフオーダーシステム「Uレジ Mobile Order」や券売機「Uレジ Ticket & Pay」の提供を開始している。2025年にはNTTデータの協力を得て、独自開発の専用ハードウェアとソフトウェア一体型の高機能な飲食店向けPOSレジ「USENレジ」の提供を開始している。


AIが売り上げ予測・分析を代行
データ取得から分析・提案まで自動化
新たなに提供を開始した「USEN AI店長」は、AIが売り上げ予測・分析を代行し、店舗経営を加速させることを目指したものだ。AIエンジンは、USENが独自開発した飲食店特化型の。SLM(小規模言語モデル)を使用している。軽量・高速・低コストを維持しながら、専門分野で精度を高められるのが強みだ。

具体的には、「USENレジ」に蓄積された売上実績・業務マニュアル・店舗データをもとに、飲食店経営に特化したAIが分析・アドバイスする。当日売上、売上管理、商品分析、曜日別時間帯別、損益管理、業務分析などの数値を可視化する。また、厚生労働省のガイドラインなどを活用し、飲食業界の専門知識を学習したAIによるスタッフサポートを行う。過去データとの比較や推移把握、外部環境(周辺情報・天気)との因果分析、明日からの具体的改善提案などを行う。
USEN 執行役員、DX事業部長 飯塚雄亮氏は「データ抽出やプロンプト作成などの専門知識は必要なく、データ取得から分析・提案まで自動で行えます」と説明する。例えば、エクセルなどでは各店長の分析基準が異なることもあるが、それを自動化することで、平準化したレポートを作成することができるという。また、日報作成からメール送信まで自動化できる。
グラスが空きそうなテーブル検知
残量に応じて追加注文確認を通知
「ドリンク残量検知サービス」は、AIセンサーカメラを搭載した「KettyBot Pro」、もしくはテーブルにAIセンサーカメラを取り付けることで、客席ごとにドリンク残量をリアルタイムで検知・判別するものだ。「KettyBot Pro」は、配膳・下げ膳と同時に、ドリンク残量を検知しおかわりタイミングを通知する。また、テーブルや壁面に設置したAIセンサーカメラが定点でドリンク残量を検知し、おかわりタイミングを通知することも可能だ。

スタッフ向けの自動通知では、「USENレジ」管理画面で事前設定した残量の閾値(0%・10%以下・20%以下・40%以下)に応じて、スタッフの「USENハンディ」へ追加注文確認を通知する。また、テーブルごとのドリンク残量を検知後、店舗が予め事前設定した残量の閾値を下回った場合、「USEN Tablet Order」におかわり促進画面を自動で表示する。

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The post USENが飲食店支援でAI活用を強化、ドリンク残量検知やAI店長で店舗の省人化やDX加速へ first appeared on ペイメントナビ.
