2026年8月13日15:37(JST)
【日本】デジタルガレージ(DG)と、その子会社でデジタルビジネス総合支援を手掛けるDGビジネステクノロジー(DGBT)(いずれも日本・東京)は、生成AIの急速な普及に伴う購買プロセスの構造変化に対応しエージェンティックコマース最適化トータルソリューション「DG Agentic One」の提供を開始した。
今後、EC事業者にはAIエージェントとの接続に必要な商取引プロトコル(UCP/ACP等)への対応や、AIに商品情報を正しく学習・理解させるための「データ構造化・意味情報付加」といった高度な技術水準が求められるという。しかし、国内市場においては知見が十分に蓄積されておらず、具体策に着手できていない企業が大半を占めているのが実情だとした。
これまでもDGグループでは、AIが自律的に連携する新たなEC時代を見据えた取り組みを進めてきた。その一環として、2026年1月にはマーケティングAI「DG AI Drive」の機能拡張として「AI検索最適化(GEO)支援」を始動。AI検索において自社商品が「選ばれ、推奨されるための対策」をいち早く提供してきた。
今回提供を開始するエージェンティックコマース最適化トータルソリューション「DG Agentic One」は、この取り組みをさらに進化させたものだという。エージェンティックコマースに必要な機能を統合し、EC事業者の最適な環境構築を全方位で支援する。

DGとDGBTは同ソリューションにおいて、AIに商品・ブランドをより深く理解、評価されるための「DG Agentic One DataFeed」、AI検索で自社商品が選ばれ推奨されるための対策を行う「DG Agentic One GEO」、既存ECを大規模改修することなくAIとECサイトをつなぐ「DG Agentic One MCP」、既存ECシステムや業務を活かした次世代移行を実現する「DG Agentic One Commerce」、そして「DG Agentic One Payment」を組み合わせ、エージェンティックコマースをワンストップで実現する国内唯一のトータルソリューションを提供する。
DG Agentic One DataFeedは、商品マスタ、レビュー、ブランド情報等のEC事業者保有既存情報に加えて、DGグループとして独自に収集するEC事業者に適したデータを合成し、AIが理解するために最適化されたデータを変換・生成する。AIにより深く理解・評価されるための意味情報付加、AIの参照元に合わせた適切なデータ構造化と連携を行い、エージェンティックコマースの基盤を整備するそうだ。
DG Agentic One GEOは、ChatGPTやGoogle AI Overviewsなどの主要なAI検索において、自社商品が推奨されるよう対策する。現状分析から戦略策定、対策実行までを一気通貫で支援し、ゼロクリック時代のサイト遷移に依存しない新たなブランド認知と購買動機を形成する。
DG Agentic One MCPは、AIエージェントとECサイトの間をつなぐためのゲートウェイだ。最新の商取引規格(UCP/ACP等)に適応する形で、商品や取引に関する情報の検索やカートの生成を行い、AIによる商品の推奨から購入までをシームレスにつなげるという。
また、これまでのECサイト(Human Present型)は、人間が閲覧するための「フロントエンド」と業務を司る「バックエンド」の二つに大別されたが、DG Agentic One Commerce機能ではそこに「AIエージェント向けフロント」が加わり、大きく三つの構造になる。
開発中のDG Agentic One Paymentは、DGグループが保有する決済インフラを活用し、AI主導の安全な決済環境を提供します。AIとユーザーの会話を途切れさせることなく、セキュアでシームレスな購買体験を可能にする。
なお、DGのステーブルコイン決済基盤「DG Stablecoin Payment Service(DG SPS)」とも連携し、ステーブルコイン決済を含むマルチ決済への対応を計画している。(paymentnavi 編集チーム)
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